マイ・ベスト3 2016

 

備忘録 2016年のマイ・ベスト・スリー。今年もなんやかんやで忙しく、小まめには新作をチェックしてこなかった。が、この3枚を聞き逃さずに済んだのは運が良かったか。(※WordPressがスパム扱いで削られちゃうので再掲)

①Dig in Deep-Bonnie Raitt
断トツで良かった。ボニーレイットは1972年からほぼ外れ無しで好盤を出し続けているが、僕たちの年代がこの人を最初に聴いたのは1989年のグラミーアルバムNick of Timeだろうか。スライド・ギターもうまいし、ハスキーボイスもいい。今回はのっけから90年代からの相棒Jon Clearlyとの共作で泥臭さ満載のスワンプで幕を開け、INXESのNeed You Tonightのカバーに続く。意外性のある選曲だけど良い出来。中盤でLos LobosのShakin’ Shakin’ Shakin’のカバーがあり、これもまたカッコいいのだ。この人のからっとしたミディアムナンバーもバラードも聴き物。アルバムを通し円熟味と新機軸が混じり合い、ものすごくカッコいいアルバムになっている。日本でこういうスライドのおばちゃんが出て来るにはREIが年取るのを待つしかないのかねぇ~

②Day Breaks-Norah Jones
前作まではギターメインのアルバム作りをしてきたが、今作でピアノに回帰。客演にウェイン・ショーターやロニー・スミスなどを迎えて半分はかなりジャズ寄りの曲をやっている。先日のNHKのSONGSのJonesがとてもよく、新作に手を出してしまったけど、買ってよかった。自分もその口だがCome away with meが好きな輩にはしっくりくるアルバムだったであろう。あれから15年の月日が経ったと思うと時の流れの速さに驚く。来年4月には厚生年金会館に来る予定。高いし、ホールだし行かないだろうなぁ。

②Black Star-David Bowie
今年初めの音楽のビッグニュースがボウイの入滅。ロック僧として長く音楽、そして社会通念や固定概念をぶっ壊し続けてきてくれました。空海のような大きな器。大変お疲れ様でございました。遺作を遺言にしてしまうという、これまたロックな死に方。それにしても今年はよく逝ったなぁ。

次点はKeep me singing-Van Morrison。目新しさとは逆方向の作品で往年のファンとしては、ありがたかった新作。Good Times-Monkeesも悪くなかった。Andy Partridge(XTC)やNoel Gallagher、Paul Weller、Rivers Cuomo(Weezer)が楽曲提供。ポップ職人健在とういうところか。聞き逃したけどThis is where I live-William Bellも多分買うでしょう。なんてったって40年ぶりのSTAX録音。

dp0q0173

コメントを残す

WordPress.com Blog.

ページ先頭へ ↑