いろいろあって酒を控えている。正確に言うならば酒量を減らしている。直接的なきっかけは正月明けの痛風発作で痛い目にあったから。それから酒量をおさえ、プリン体を含有する食べ物を遠ざけ、昨日血液検査に行ってきた。結果は出ていないがとりあえず一仕事終えた錯覚に陥っているところで一杯行きたくなってしまい、今日はおでん屋に吸い込まれた。
いろいろあってから体に入れるものについていろいろと勉強した。結論としては①酒は上質のものを少量②食べ物は野菜を多く採る、という無難なことを実行に移すことに決めた。その手の本や映画や文献に触れたが、まぁほとんどのことはわかり切っていることを再認識させてくれたという程度の内容で、革新的な「これだ!」というマジックは未だ見出せてはいない。昨年加入したNETFLIXにはその手のドキュメンタリー映画のラインアップが充実しており、沢山見た。中でも「Forks over knives」「デブで病気で死にそう」「食の真実」「カウスピラシー」などは手放しで素晴しいと言える内容だった。
その中の「Forks over knives」は7年前くらいに原書で読んだ「China Study」の内容を下敷きにしている。China Studyを本で読んだときには非常に感動し、書かれている内容をどのように生活に取り入れたらいいかと思いめぐらせているうちに、忙しさにかまけて放ったらかしになっていた。映画の内容は、China Studyに感動した読者が、本の著者であるコーネル大のキャンベル教授に会いに行く中で自らの生活習慣病を直したり、生活習慣病を患わせている人たちが食習慣を軌道修正することで健康に導かれるプロセスを描くというもの。China Studyの研究結果を元にPlant Based Diet、植物・野菜の摂取で生活習慣病を克服できるという実効性を証明している。肥満や糖尿病やがんを食べ物の力で克服した人たちの証言を集め、なかなか説得力があり大いに共感した。
映画を見て影響され、はじめてe-bayで買い物もしてしまった。ブレンドテックなる超高速ブレンダ―。モーターが3馬力の怪物で、アイフォンを突っ込むと粉々になるというユーチューブのデモンストレーションが話題をさらった、そんな代物だ。日本で買うと5~6万のところ、送料込みで3万5千円で手に入れた。マンション階下の東光ストアで見切りの野菜やら果物やらを片っ端から買ってきて、スムージーにする予定。肉や魚を完全に止めるのは今の時点では考えていないが、摂取量は減らす方向で心が固まっている。昨日の採血検査の際にはかった血圧は106/61で、痛風発作直後の140/100という数値からかなり改善されている。その間薬も飲まず食べ物に気を遣い、酒の摂取量を抑えただけなのに、この数値の変化は驚きだ。

問題なのは、このブレンダ―、スイッチを入れるとチェーンソーを回すような爆音が響くこと。さすがに夜は使えないか。
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