ランディ・ニューマン BOX Set~Guilty

今日はいい日だ。ブックオフにてお宝ゲット。ランディー・ニューマンの廃盤ボックスセット。1997年に出たやつ。いい仕事してます。このころのRhinoの仕事ぶりには頭が下がります。950円!!

ランディ・ニューマンで一番好きなアルバムはGood Old Boys或いはTrouble in Paradiseだ。Sail Awayもいい。昔のアルバムはライ・クーダーのギターがフィーチャーされていて、それも聴きどころだ。決定的なヒット曲はないけれど、モンスターズ・インクのサントラに提供した楽曲がアカデミー賞を取っていたりする。映画音楽は手広く手掛けていて、俺の大好きな「サボテン・ブラザーズ」の映画音楽もランディ・ニューマンの作品だ。

誰もが知るヒット曲とは言えないがSimon Smith and His Dancing Bearという曲はアニマルズのアラン・プライスがカバーして小ヒットさせている名曲だ。プライスのほかハリー・ニルソン、ハーパーズ・ビザール、モリッシー、果ては矢野顕子、キリンジもカバーしている。堀込弟のサイモンスミスと踊る熊は白眉の出来。ニューマンの歌詞の世界は風刺的だし自虐的だし人種的だし、日本人にとってはわかりにくい。サイモンスミスと踊る熊もお金持ちを揶揄する意図があるようにも意味が取れるし、単純に平和で牧歌的な情景描写ともとることができる。楽しいメロディなので、深く考えなければ後者ということなんだろう。

I may go out tomorrow if I can borrow a coat to wear

Oh I’d step out in style with my sincere smile and my dancing bear

Outrageous alarming courageous charming

Oh who would think a boy and bear

Could be well accepted everywhere

It’s just amazing how fair people can be

借りる外套があれば明日は出かけよう

洒落こんで、心からの笑顔を振りまき、踊る熊と一緒に出掛けるんだ

凄いことだろ。覚悟をしろよ。勇気がいるんだ。とってもかわいいんだ。

男の子(僕)と熊が一緒にいることが

至る所で歓迎されるなんて

人々の寛容な心には驚いちゃうよ

Seen at the nicest places where well fed faces all stop to stare

Making the grandest entrance is Simon Smith and his dancing bear

They’ll love us, won’t they?

They feed us, don’t they?

Oh, who would think a boy and bear

Could be well accepted everywhere

It’s just amazing how fair people can be

瀟洒な場所で裕福な人たちが立ち止まって見つめてくる

サイモンスミス(僕)と踊る熊を大きな入り口で見てね

みんなから愛されてるだろ?

食べ物もくれるんだろ?

人々の寛容な心には驚いちゃうよ

Who needs money when you’re funny?

The big attraction everywhere

Will be Simon Smith and his dancing bear

It’s Simon Smith and the amazing dancing bear

面白おかしい時にだれがお金を必要とするというんだい?

サイモンスミス(僕)と踊る熊が姿を現せば、どこでもお楽しみさ

なんてったってサイモンスミス(僕)と踊る熊だからね

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別な曲。Trouble in Paradiseに入っているBluesという曲はポールサイモンとデュエットしており、歌詞はこんな感じ。

彼は君に年とった母親のことをいうつもりだ

マサチューセッツのスプリングフィールドでの

工場で丸焼けになった母親のことを

彼は君に弟のことを話そうとしている

街の通りで体を売っている弟のことを

1ドルでケツを貸すんだぜ

彼は君に叔父のネディについて話す

オレゴン州で刑務所にぶち込まれている叔父だ

彼は君に大親友のエディについて話す

バーで海兵隊と水兵と喧嘩をして殺された奴だ

彼にはブルーズがある

こいつにはブルーズがあるんだ

彼の音楽を聞けばそれが聞こえる

彼にはブルーズがある

こいつにはブルーズがあるんだ

彼の音楽を聞けばそれが聞こえるはずだ

曲調とは似つかわしくないダークな内容。救いがあるのはニューマンファンはこれらの描写にはリアリティが無く、ニューマン独特のアイロニーが込められた恵まれない連中へのエールとしてのメタファーという共通理解を持っているということ。ブルースの世界は恵まれた連中にははわからない、というところか。まぁ、わかりにくいよね。

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