飲み会の前に中古音源漁りを。本日の収穫Fragments of a Rainy Season。John Cale がブリュッセルで演ったソロライブ盤(92年)で、再発盤ではなくベルギーのクレプスキュール・レーベルのオリジナルをゲット。お会計280円也。邦題、追憶の雨の日々〜プレシャス・ソングスはご愛嬌。

Velvet Underground時代のCaleはLou Reedの圧倒的な存在感に気圧されながらヴィオラを弾く芸術家っぽいニーサンという印象が強かった。案の定途中でReedと物別れし、ソロに身を転じる。Cale自身いい曲を作るもののヒット曲がなかなか出ない中、ストゥージズ のThe Stoogesとかパティ・スミスのHorsesなど歴史的名盤のプロデュースを手掛け、裏方としてロックの歴史に名を刻んできた。
個人的にはAndy Warhol を追悼したLou Reedとの共作Songs for Drellaが好きで、本作でもStyle It Takesを歌っている。またLeonard CohenのトリビュートアルバムI’m your fanでHallelujaをカバーしていたが、本作の最後でも歌っていて素晴らしい出来。Caleの朴訥とした歌声は並み居る同曲カバーの頂点に立つと思っているのだ。
飲み会は2人の鍼灸師、鍼灸師の卵ひとりプラスカミサンと。プレモルを浴びるように飲みながら、脱線気味の人生を歩んできた同志の人生悲喜こもごも話で盛り上がりましたとさ。

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