備忘録 オーディオ新調。よく鳴るKEF q350

アンプ、CDプレーヤー、スピーカーを新調した。スピーカーの値段=アンプ+CDプレーヤーの法則に則りながら、全て入門機ながらCDとプリメインアンプはマランツ、スピーカーはKEFを揃えた。中古でDENONのDAC1000も加え、しめて諭吉18枚。えらく感動した阿寒鶴雅ホテルのバーに設置されているマッキントッシュ&パラゴンの音には到底及ばないながら、低予算のエントリーモデルにしてはマランツ&KEF q350のコンビはよく鳴ってくれている。

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新しいシステムで色々と音を鳴らしたく、正月休みは音楽鑑賞三昧だった。サウンドチェック定番のスティーリーダンのAja、ピンクフロイドの狂気、ビートルズのSgt.ペッパー、オスカーピーターソンのWe Get Requests 、ジョー・パスのバーチュオーゾ2などは、流石に素晴らしい。今まで解像されていなかった音粒が聞こえるようになり音源が一皮むけた感じ。良い音のオーディオとは?という問いに村上春樹が「We Get Requestsのレイ・ブラウンのベースの低音から高音までしっかり再生できること」と答えていたが、聴くと真ん中のピアノ、右のベースの全てがクリアに聴こえて、再生されている。逆に録音が酷いABCO盤のストーンズやATCO盤のオーティス・レディングなども、まずまず聞くに堪え得る音に変身という感じだ。低音・高音を人工的に増幅させず、ソースダイレクトでも20畳のマンション居間で十分な音のクオリティと広がりを提供してくれる。
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今のところ、このシステムとのベストマッチはJAZZだ。ビル・エヴァンスのExplorationsなんかを鳴らすとエヴァンスとスコット・ラファロのアドリブのやり取りが目の前で繰り広げられているような錯覚に陥る、とは言い過ぎだが相当音が立体的に聞こえる。ボーカル物もいい。ノラ・ジョーンズのファーストやリッキー・リー・ジョーンズのPOPPOPなんかも、音の定位感が高く臨場感にあふれ素晴らしい。
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ボリュームつまみをグッと上げたくなる衝動に駆られるが、そこはマンション住まいの悲しいところ。あ~、Ajaのガッドの太鼓ソロを大音量で聴いてみたい!

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※スピーカーのエージングが進んだことと、スピーカーケーブルをぶっといBELDEN8473に替えたところ、低音・高音域が増幅され、本スピーカーお得意の中音域も際立つ感じ。Norah Jonesのファーストなどは、ピアノ前奏からボーカルに入る部分ではノラの息遣いまで感じられるようになった。

※※出張ついでに大阪のディスクユニオンに立ち寄りCDを物色していたときのこと。なんだかすっきりしたいい音が鳴ってるなあとわざわざモニター機器を確認するとKEF q300にマランツのCD/アンプのコンビを使用していた。言わずもがなq350はq300の進化型後継機種で音が似ている。その時はSoliterreのGo Down Dancingがマンション住まいではかけられない音量で流れており、KEFの本気を垣間見た感じがした。

 

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