サグチキンカレー(Chicken Saag)はほうれん草ベースと思っていたところ、インドではからし菜をメインに使うとの情報を得た。からし菜の親戚わさび菜が家にあったので早速サグチキンカレーを作ってみることにした。

まずはこめ油にクミンシード、ニンニク、生姜、シナモン、カルダモンの中身、クローブで香りづけ。自分は生姜が効いたカレーが好きなので、玉ねぎを入れる前に大量の生姜を入れる。カレーを作るとき、このタイミングの匂いが一番香ばしく、たまらない。石狩産の新生姜は強烈で加熱後も味に香にに存在感を示し続ける。玉ねぎを加えさらに加熱。飴色になる前に鶏肉、鶏肉に火が通った後にトマト缶も加え煮詰める。



玉ねぎベースのペーストが出来上がり、コリアンダー、ターメリック、カイエンペッパー、タイムらのパウダースパイスを加え、ペーストを馴染ませ水を加え更に煮込む。フェヌグリーク=カスメリティで最後の香りづけを済ませ、後はサグチキンのキモ、緑のペーストと合せるのを待つだけとなる。サーグチキンカレーではカスメリティが味の決め手になるので、少し多めに入れる。

今回はわさび菜の他冷蔵庫にパクチーもあったので、入れてみた。サグチキンカレーに関してネット上では様々な情報が見つけられるが、要は緑色の葉っぱであれば何を入れてもいい、いや入れたほうが複雑な風味が醸され美味という風に解釈することにした。ここで活躍するのが3馬力のミキサーBlendtecだ。Iphoneをも粉々にするという触れ込みで、当初Vitamixの独壇場だったパワーミキサーマーケットに殴り込みをかけた野蛮な奴。E-bayでゲットしそろそろ2年、ほぼ毎日使っているけれどその威力は衰えを見せない(騒音も益々すごいが)。こいつで湯がいたわさび菜とパクチー、追い生姜、豆乳それに発色をよくするためのベーキングソーダを一つまみ加えグォーーーーーンと1分間。さすがグリーンペーストの滑らかな仕上がりは素晴らしい。


カレーにペーストを混ぜ、塩で味を調える。辛みが足りないので伝家の宝刀自家製ハバネロペースト(ハバネロと《小学校担任の先生の家庭菜園作》ニンニクを炒め、トマト缶と煮込み、最後にフープロでペーストにしたもの。作っている間中辛み成分が宙に舞い、咳き込んでしまった)を少量足すことに。分量を間違えるとまた阿鼻叫喚の騒ぎになるので、そこは慎重に。

わさび菜が足りなかったか、若干鮮やかさに欠けるサグチキンカレーが出来上がった。焼きたてのナンで食べたいところだが、タンドーリが無くてはうまく焼けない。代替えで自家製チャパティをこさえた。厚手の鋳鉄スキレットで焼くと、ふっくら美味しいチャパティが。20年前にパキスタンを訪れた時に毎日出てきたのが、ナンではなくチャパティでパキスタン(北部)では米替わり。これをたとえばタージマハールで夫婦2人で食べると2,000円ほど。家で作るとこれがわさび菜100円、トマト缶100円、鶏肉200円残りはあるものでできてしまう。ギーだのバターだの砂糖などは使わないので店で食べるのよりはたんぱくに感じるが十分美味い。


困るのはカレーをアテに飲むアルコール。TUFU加療中につきビールを選択肢から外すとほとんど思いつかなかったが、飲む機会が無い甘い泡を選んだ。フム、甘いランブルスコが優しく辛さを中和してくれてなかなかいい感じ。辛いカレーには甘いワインが合うことも発見できた夜であった。

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