備忘録 北海道観光ふりーぱす(高速乗り放題)利用・一泊二日で道北・道東へ

3連休、北海道《ドラ割》2019北海道観光ふりーぱすを利用して道北・道東を回った。ふりーぱすは7,900円で3日間高速乗り放題、1泊2日で991キロを走った。

ETC搭載車は土日の高速利用で3割引が適用される。割引適用後の利用額を合算すると10,740円(前日の札幌西―余市間の利用を含む)で単純にフリーパスの料金7,900円を引くと、2,840円お得に高速を利用したことになる。

14日(日)は「サフォークを食いたい!」という家人のリクエストから、士別市へ。途中、取材がてら奈井江町の道の駅ハウスヤルビ奈井江へ立ち寄るため一端奈井江ICから下道に。奈井江町はフィンランド・ハウスヤルビ市と姉妹提携を結んでおり、道の駅に姉妹都市の名前を冠している。写真を数枚撮って、すぐさままた高速へ。乗り放題だと、気軽に高速から降りる気になれる。その辺の自由度がフリーパスの魅力なのかもしれない。奈井江ICから士別剣淵ICまで1時間ほど。

士別でサフォークを食し、次は大雪酒造のある上川町へ。酒蔵は小さいが、ひっきりなしに客が訪れていた。そこでは買わずに近くのセブンイレブンで一升瓶を購入。

温泉に入ろうということで、再び高速へ。上川層雲峡ICから丸瀬布ICまで。この旭川紋別道は無料の高規格道路。丸瀬布のマウレ山荘の日帰り風呂が候補に挙がったけれど最近宿泊者専用となったとのことで、手前の丸瀬布温泉やまびこへ。昆虫館やSL公園が隣接したキャンプ場があるためか、子供たちがわんさかでにぎやか。

ひとっ風呂浴びて、宿泊地の紋別に。紋別には住林がやっている日本最大級のバイオマス発電所があり、数年前まで仕事で毎年来ていたところ。はまなす通りという風情ある繁華街も懐かしい。この日は400KM位の移動。

ところが連休中で休みの店が多かったことに加え、本州からの旅行客が一気に繁華街に繰り出している模様で、入店5軒続けて断られるという緊急事態。居酒屋難民と化し、結局ラーメン屋で一杯飲むことに。地元の海産物を楽しみにしてきたので、結構悲しかった。

思い付きで行き当たりばったりの旅。寝る前に家人から「サクラマスがびょんびょん跳ねている滝、そこに行きたい」との提案。場所を確かめると清里町。移動の導線上にオホーツク海に一番近い釧網本線の北浜駅、花が見ごろの小清水原生花園もあることを確認。翌朝早朝ホテルを後にして、南下した。

北浜駅はオホーツク海の際に立つ無人駅で、鉄ちゃんに限らず幅広く人気がある。冬は流氷が眺められ、夏場には晴れると知床連山を臨むことができるというので訪問者が後を絶たない。駅舎には無数の名刺やカードが張られていた。

早朝だったので、軽食&喫茶「停車場」は開いてなかったが、いつかはここで名物のポークチャップを食いたい。

小清水原生花園はオホーツク海と濤沸湖に挟まれた細長い砂丘全体が天然の花畑になっていて、北海道遺産にも選ばれている。野性の花々は今がちょうど見ごろということで、立ち寄った。

ハマナス
エゾカワラナデシコ
エゾスカシユリ
オオカサモチ
エゾカワラナデシコ
シロツメクサ
エゾキスゲ
エゾスカシユリ

濤沸湖側の馬がかわいかった。

次に斜里川上流にあるさくらの滝に移動。遡上を阻む高さ約3.7mの落ち込みを果敢に乗り越えようとジャンプするサクラマスを見ることができる。6月~8月が遡上の時期で、それこそビョンビョンと落ち込みを乗り越えようとサクラマスがひっきりなしにジャンプしていた。観光客も多し。

続いて神の子池に移動。神の子池については清里町観光協会の説明文を借りる。「神の子池の伏流水は1日12,000tも湧き出しています。周囲220m、水深5mの小さな池で、 水が澄んでいるので底までくっきりと見えます。水温が年間通して8℃と低く、倒木が青い水の中に腐らずに化石のように沈んでいます。 その隙間を朱色の斑点を持つオショロコマが泳ぐ景観は何ともいえない不思議な美しさです。」と、まさにその通り。「わ」「れ」ナンバーが多く、外国人のFIT客もちらほら。こんなところまで来るんだなぁと感心してしまった。

阿寒ICの導線上にある裏摩周展望台にも立ち寄ったが、霧で真っ白だった。

阿寒町には12時半ころに到着。二幸というラーメン屋でラーメンセットを食う。何故か、セットには寿司3貫がついてきた。

阿寒ICから芽室ICまではノンストップで移動。芽室で降りて、産直で野菜を仕入れ再び高速に。産直で新じゃが、葉物野菜、カブなどをゲット。嬉しかったのはとうきびが売っていたこと。天候不順が続き生育が遅れているようで、小ぶりだったが美味しかった。


芽室から再び高速に乗り、一気に自宅まで。夕張あたりからかなり車の数が増え法定速度で進む。新川インターで降り、自宅に戻ったのが18時半ころか。思ったよりもかなり早く到着、ここでも高速乗り放題の恩恵を享受した気になる。わりかし燃費がいいディーゼル車に乗り換えたため、燃料費も以前の2.5リッターハイオクの大食い車と比べ半分以下で済んだ。

芽室―自宅間は燃費20キロオーバー

今回の弾丸旅で分かったのは
▽全行程で高速を使えば道東方面1泊2日の旅はアリ。ちょっと慌ただしいけれど。
▽乗り放題プランを使わない場合でも、札幌―比布大雪=2,890円、阿寒―新川4,130円(いずれもETC土日割引適用後の料金)で行ける。但し途中下車すると、追加で料金発生。
▽その場合宿泊地を網走あたりにすれば、知床までカバーできる。慌ただしいけれど。

金無し暇なしサラリーマンにはありがたいプラン、満喫させていただきました。

7月14日の行程
7月15日の行程

コメントを残す

WordPress.com Blog.

ページ先頭へ ↑