寝つきはすこぶる良い方なのだが、良い眠りにつくために音楽をかけながら寝ることがある。睡眠導入音楽と勝手に命名し、スマホのプレイリストに入れてある。
とりわけ、以下の3曲に関しては不滅の睡眠導入セットと呼びたくなるほど、私を安らかな眠りの世界にいざなってくれる。
- Sleep Walk Santo&Johnny (1959)
- Albatross Fleetwood Mac(1969)
- Sun King Beatles (1969)

スティール・ギター音色がのっけから夢見心地なSleepwalkは、ラリー・カールトンやストレイキャツの名演もあるけれど、やはり問答無用のオリジナルには一歩譲る。映画La Bambaでも冒頭とラストに印象的に使われていましたね。
昔のロック好きにはよく知られた話だが、English Rose に収められているAlbatrossはピーター・グリーンがSleep Walkのギターの音色が好きすぎて作った曲で、なんとなく同じ世界観を感じることができる。
そして、Abbey Road に収録されているSun Kingには次ような逸話がある。1987年のジョージ・ハリソンのインタビューで、”At the time, ‘Albatross’ (by Fleetwood Mac) was out, with all the reverb on guitar. So we said, ‘Let’s be Fleetwood Mac doing Albatross, just to get going.’ It never really sounded like Fleetwood Mac… but that was the point of origin.”大意:Sun Kingをレコーディングしていた時期に丁度フリートウッドマックのリバーブを効かせたギターが印象的なアルバトロスが出たんだ。それで俺たちは「フリートウッドマックがアルバトロスをやっているような感じで、やろうぜ」ってなったんだ。結果的にはあまり似た感じにはならなかったんだけど、とにかくサン・キングの始まりはそんな感じだったのさ」そしてできたのがセブンスコードがオンパレードのSun Kingだったというわけなのだ。
おまけ情報として、Sun Kingはのちに逆回転をかけた形でシルク・ド・ソレイユ(コロナの影響で破産してしまいそうですが)のパフォーマンス用のサントラLOVEにGnik Nus(Sun Kingの逆さ読み)として、収録されている。わずか55秒の曲だけど、なかなかこれも誘眠効果が高い。はるか天竺の夢を見そうな・・・
Sleep Walk Santo&Johnny (1959)
Albatross Fleetwood Mac(1969)
Sun King Beatles (1969)
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