1980年ころ、小学生の時分にNHK-FMで夕方6時からやっていた夕べのひとときという番組を聴いていて、視聴者からリクエストの多かったイーグルスのホテル・カリフォルニアが頻繁にかかっていました。Zepの天国への階段のリクエストも多かったのですが、両方とも湿っぽい感じがあまり好きではなく、そのころにイーグルスに対して苦手意識が芽生えてしまいました。最初の刷り込みがホテル・カリフォルニアではなく、西海岸っぽいTake it easyやNew kids in townであれば、印象は違っていたことでしょう。後追いでEagles聴きこむと「全然湿っぽくないじゃん、むしろドライ」と印象が全く変わり、結構好きになって、全作コンプリートしてしまいました(CDですが)。
無論、One of these nightsも大好きなアルバムで、アナログでもいち早く入手しています。前作までJackson BrownやJ.D.Southerの作曲クレジットがありましたが、本作にはありません。カントリーロック路線を続けたかった、バーニー・レドンも本作後に辞めてしまい、以降ドン・フェルダーのロック志向路線を辿り始め、Joe Walshが加わりさらにその傾向が強まっていくという意味では、Eaglesの転換点だったと言える作品かもしれません。表題曲を含めトップ10ヒットが3曲出て、アルバムも大ヒットしました。Don Henryが「Eaglesの楽曲で一番好きなのはカリフォルニアでもデスペラードでもなく、呪われた夜(One of these nights)」とのインタビューを読んだことがありますが、本当に良い曲だと思います。


A1 One Of These Nights 4:51
A2 Too Many Hands 4:42
A3 Hollywood Waltz 4:04
A4 Journey Of The Sorcerer 6:39
B1 Lyin’ Eyes 6:21
B2 Take It To The Limit 4:48
B3 Visions 4:00
B4 After The Thrill Is Gone 3:58
B5 I Wish You Peace
2004年の札幌ドーム公演も行きましたね。Joe Walshの元気っぷりが印象的で、Glen FreyもDon Henleyもかすんでしまっていましたが、Randy Maisnerを含めたコアメンバーを全員見ることができたのがうれしかったです。
ネットでその時のセットリストを見つけたので、記録しておきます。
2004年10月24日(日)札幌ドーム
01. The Long Run
2. New Kid In Town
3. Wasted Time
4. Peaceful Easy Feeling
5. I Can’t Tell You Why
6. One Of These Nights
7. Lyin’ Eyes
8. The Boys Of Summer
9. In The City
10. Already Gone
11. Tequila Sunrise
12. Love Will Keep Us Alive
13. Hole In The World
14. Take It To The Limit
15. Dirty Laundry
16. Walk Away
17. Life’s Been Good
18. Heartache Tonight
19. Life In The Fast Lane
20. Hotel Calfornia
21. Rocky Mountain Way
22. All She Wants To Do Is Dance
23. Take It Easy
24. Desperado
サービス精神旺盛で、3時間くらいのライブだったと記憶しています。楽しいライブでした!
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