備忘録 猟盤の記録:1975年特集 vol.27 Seals & Crofts-Greatest Hits

Seals & Crofts(S&C)に関しては、彼らが”Isley Brothers”のSummer Breezeのオリジナルを歌っていたという認識以外に予備知識は一切ありませんでした。なので、ベスト盤を買ってみて初めて、S&Cの音楽がイーグルス、キャロル・キング、アメリカ、ジョン・デンバー、ロギンス&メッシーナ、ブレッド、そしてジェイムス・テイラーを足して割ったようなものなのだ、と理解しました。まあ、大括りするとソフトなフォーク・ロックということで間違いないでしょう。

盤を調べていると、Steve Hoffman(音楽・音質マニア)のサイトで本盤の音質についてこんなコメントを載せている人がいるのを見つけました。

Just a tip if you come across this in the bargain bin. They have a few good songs, but I was never their biggest fan however this might be the best 25 cents I ever spent! The album sounds friggin amazing! Great separation, inner detail, bass, shimmering highs and the sound stage is very easy to imagine. I find as my gear gear gets better the band does not matter to me as much as a well mastered record and this one hits a home run. Really well done. I must have purchased this a couple years ago, cleaned it and never played it.

意訳すれば「もしあなたがバーゲンでこれを見つけたら、このベスト盤は買いだね。オーディオ再生環境を改良したので、どんなアナログでもそこそこ良い音に聞こえるのだけど、このレコードはホームランだったね。素晴らしい分離感、内部ディテール、低音、きらめく高音、そしてサウンドステージを手に取るように想像できる音像空間」意識して聞いてみると、確かに音が良い気もします。

A1 When I Meet Them 3:15
A2 Diamond Girl 4:10
A3 Hummingbird 4:35
A4 Castles In The Sand 4:05
A5 East Of Ginger Trees 3:46
B1 I’ll Play For You 4:04
B2 Ruby Jean And Billie Lee 4:07
B3 King Of Nothing 4:06
B4 Summer Breeze 3:24
B5 We May Never Pass This Way (Again) 4:15

B4以外はこのアルバムを買うまで知らない曲ばかりでした。B4はアイズレーに限らず、50くらいカバーバージョンが存在しますね、パーシー・フェイス、レイ・コニフからラムゼイ・ルイスやGábor Szabóまで。日本の田中星児さんも想い出のサマーブリーズというタイトルで、青春というアルバムに収録しています。B4を聴いてみましょう。良い曲です。

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