備忘録　コンサ観戦など＠松本

初の松本市。コンサが松本山雅FCと敵地で戦うとのことで、根城の上野を5時半に出てバスタ新宿から高速バスで3時間。東名と中央自動車上を北上し、途中中央アルプスを背景に諏訪湖を眺め9時過ぎに到着。乗車していた40人ほどの半分以上がコンササポーターだった。

まずは腹ごしらえと駅隣接のお蕎麦屋さんへ。さすが蕎麦のメッカ、モーニングそばセットなるものがあり、もり蕎麦とお焼きのセット、それに景気づけの朝ビールを注文。お蕎麦もお焼きも超絶うまかった。

早めにアルウィンスタジアムへ移動。松本バスターミナルからシャトルバスが出ており、これがなんと無料。松本駅からは１０KM３０分の移動。アルウィンスタジアムは松本空港の近くに位置し、近くなると飛行機がかなり低空で飛んでいた。

早速スタジアムへ向かう。遠くに中央アルプスを望む風光明媚な立地。天気が良かったので、スタジアム外の芝生でレジャーシートを敷いた大勢の松本ファンがピクニックを。これは厚別でも札幌ドームでもあまり見かけない光景。

ゴール裏のアウェイ専用席へ。スタジアムはラグビー場にもコンバート可能な フットボール専用スタジアム。厚別と比べるとトラックがないのでピッチが近い。この時点ですでにコンササポーターが数百人陣取っていた。松本から新千歳の直行便は昼便しかないので、彼らのほとんどは後泊組あるいは羽田経由で帰札するのだろう。出張のついでに観戦の自分とはモチベーションも金のかけ方も違う、筋金入りのサポーターたちだ。

ピッチ状態は非常に良い。最近の札幌ドームはペナ内、センターサークルなどところどころ土が出ていたけれど、アルウィンは芝生が美しい。面白かったのは散水装置がグランド内に埋設されており、日差しが強かった昨日はかなり長い間水が撒かれていた。

昼めしは名物のソースカツ丼を酎ハイで流し込んだ。公式練習前には地元の芸人が試合の事前解説やサポーターへのインタビューなどを行い、モニターで流す。札幌も似たようなことをしているが、何度もアウェイサポーターである札幌について「遠くからようこそ」的な発言があり、ねぎらい感が半端なかった。この辺の松本のアウェイサポーターに対する心遣いは札幌も見習わなくてはならいない。

松本は得点力不足が深刻な状況で2連敗中。札幌はリーグ戦4連勝したものの、直近の試合ルヴァン杯では横浜に0-4と大敗。加えてルヴァンで負傷したチャナティップが欠場で、中盤は早坂と荒野とルーカスの布陣。試合前半は札幌が押し込まれる展開も松本が決定機を外してくれたおかげで０－０。ハーフタイムにミシャからヤキ入れられたと見え、後半はビルドアップからパスをつなげられるようになり、一転札幌が攻勢。武蔵、檀崎など数回の決定機を外し、終わってみればスコアレスドロー。ルヴァンのような主力を欠く布陣で勝ち点1を拾えたのは上出来との評も見たが、勝てた試合を落とした感が残る。荒野がタメを作ることが出来たら、早坂がもう少し速ければ、とどうしてもタラレバを言いたくなってしまう。ただしかし、これにチャナ、アンロペ、ジェイ、駒井の合流を想像するとかなり無敵な気がする。このまま現スタメンの負傷がないことと、サブのメンバーのレベルアップを願いたい。

試合後は再びシャトルバスへ。入場者数が16,000人、そのうちの1/4程度がシャトルバスを利用するとして4,000人が並ぶ。30分くらいの待ち時間はあったものの、松本駅への足が無料で確保できるのは非常にありがたかった。

松本に戻り、街を散策。城下町然たる風情がそこかしこに感じられ、こじんまりした美しい景観の街並み。松本市は2010年に札幌市と文化・観光交流都市提携を結んでおり、友好関係にあることも初めて知った。国宝松本城を訪問。1593年の築城というから426年前の建築。松本市は戦火を免れたのでほぼ築城時のまま保存されているとのこと。華美に走っていない建築が何とも美しい。

街をぶらぶら。松本山雅FCの本拠地、喫茶山雅を発見。喫茶店が本拠地たるゆえんは、以下のウィキペディアの説明に譲る。

以下引用

当時の国体サッカー長野県選抜の選手を中心に山雅サッカークラブが創部。名称は松本市中央1丁目(JR松本駅前)に所在し選手のたまり場だった喫茶店「山雅」に由来している。この店名は山好きの店主が「山」と「優雅」を組み合わせて命名したもので、主に北アルプスへの登山を趣味とする人たちが集まる店だったという。そのため、初期のエンブレムはコーヒーカップをデザインに取り入れている。なお店は松本駅前の再開発事業に伴い1978年に閉店したが、2017年に松本市大手4丁目(通称:緑町)にクラブ直営の「喫茶山雅」がオープンしている。

引用ここまで

夕飯がてら、信州の地酒を求め松本パルコの裏にある大衆酒場に。大信州、真澄、大雪渓、明鏡止水をコップ酒ですいすいと。あてに頼んでいた山賊焼きが運ばれ、あまりの巨大さにびっくり。隣のカウンターに座ったコンササポーターにお手伝いいただいても食べきれないレベル。お隣さんからお返しに馬刺しを頂き、さしつさされつコンサ談議に花を咲かせているうちにバスの時間が来てタイムアップ。再び3時間バスに揺られ、バスタ新宿に。

いつか、また松本に来たいと思う。ここを拠点に安曇野や山梨・甲府の温泉、酒蔵、そば処巡りなど車で巡るのは楽しそうだ。