
今年は仕事が忙しく、思うように釣りに行けてないが、昨日(8月26日(土))自由な時間が取れたので、近郊の日本海に浮かんできた。この時期は通常カヤックで探れる30M程度の水深では魚が留守のことが多く、釣りは二の次という感じになってしまう。暑い日が続いていたので、海水温も20度以上あり、お魚さんも避暑のため沖に出てしまうのだろう。いつもの出艇場所は商業SUPのご一行様たちで賑わっていて、普段は殺風景な海岸に彩を与えている。

カヤックは海に浮かんでいるだけで気分がいいので、釣れないとわかっているなら竿を出さないという選択肢もあるにはあるのだが、其処は釣り人の悲しい性。「もしかしたらはぐれた青物が」とか「ベイトが浅瀬に入ってきたら、ヒラメが内湾に入ってくるのでは」と絵空事を想像し、気づけば魚探まで積んで船を出してしまうのだ。この時期積丹の遊漁船に乗れば水深100Mのポイントまで連れて行ってくれ、ブリ、シイラ、マグロ、イカなど何かしらの釣果を得られる。そちらに食指が動かないのは、やはり「カヤックで浮かぶ+遊びで釣りをする」>「遊漁船で釣りをする」という自由度の高さに重きを置く自身の好みに拠るのだろうと思う。遊漁船は楽に釣りができる一方で、あわただしいし、船長という絶対的司令塔が「釣らせてくれる」という感覚が強く、自分で魚を探して釣るカヤックとは趣が異なる。B/C的にも(要は乗船料がかかる)カヤックに分がある。なんせC=0なので。

昨日は朝7時出艇。若干出し風、波は0.1M、気温30度、晴れ、うねり無し。カヤックを漕ぐ条件としては最高なのだけど、魚的には海がもう少し動いていた方が良い。漕ぎ出すと、汗が噴き出してくる。涼どころか、照り返しが酷く、地上よりも日射が厳しい。20MラインでTGベイト60Gを落とすも、無反応。40メートルラインまで漕ぎ出し、魚探に若干反応あり。TGベイトを落とし底を探るとググっと反応、即合わせで上げると、ここではアベレージサイズのヒラメ。45CMにしては、身厚で身も固そうなので、キープ。すぐさま、もう一投。またかかる。1枚目よりもかなり引きが強く、ゴーマル(50CMオーバー)もらった!と思いきや、さらに身厚のヒラメさん。全身筋肉質のマッチョな46CMで引きの強さに納得。まだ10時前だったけど、風が出てこないうちに撤収を決め、沖2.5Km地点から一気に出艇場所まで戻った。


さばくと、2尾とも卵巣が小さなメスで、産卵後の荒食いだったと推測できる。夏のヒラメは猫マタギと言われるが、それは関東関西圏のオハナシで北海道のヒラメは夏でもうまいと思う。早速、スシローでシャリ玉を頼んで、ヒラメ寿司を愉しんだのであった。

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