某中古レコード店の“えさ箱”から、680円で救出。ジャケットにはSTEPHAN A.CHAMBERSと名前がマジックで書かれていて、おそらくDJがクラブで使用していたものだろうと想像します。たいてい、DJが使い込んだ盤は傷が多かったり汚れが付いていたりするものですが、本盤もご多分に漏れず、という状態でした。NAGAOKAのレコードクリーニング用クロスでしっかり汚れを落としてから、ターンテーブルに載せます。パチパチ音は気になりますが、音飛びはしませんでした。値段相応の商品ではあるものの、50年前の1975年当時、クラブもといディスコティークで鳴らされていた可能性を思うと、感慨深いです。


Chaka Khanは好きなボーカリストで、Rufus在籍時の音源はCDで揃えています。バックを務めるRufusの演奏はわりと端正で、重心が低いタイプではないため、ファンクとしてはやや軽やかな印象もあります。そこがRufusの良さでもあり、特徴でもあります。ヒットしたということは、時代がそのような音作りを歓迎していた証左とも言えるでしょう。ホーン・セクションはTower of Powerが担当し、重量級でキレのあるホーンが気持ち良いですね。

Chaka Khanのソロ・デビュー作となるセルフタイトル・アルバム(1978)は、Arif Mardinがプロデュースを務め、Anthony JacksonやCornell Dupreeなどを起用。より重心の低い音作りを狙った印象がありますが、こちらはこちらでとても良い作品です。
A1 Fool’s Paradise
A2 Have A Good Time
A3 Ohh I Like Your Loving
A4 Everybody Has An Aura
A5 Circles
B1 Sweet Thing
B2 Dance With Me
B3 Little Boy Blue
B4 On Time
B5 Jive Talkin’
カッコいいミディアム・ナンバー「Fool’s Paradise」で幕を開け、Tower of Powerのホーン・セクションが炸裂するファンク・チューン「Have A Good Time」、タイトなグルーヴのミッド・ファンク「Ooh I Like Your Lovin’」など、佳曲ぞろい。本盤最大のヒット・シングルは、メロウに揺れるミディアム・ソウル「Sweet Thing」。これももちろん素晴らしい。ここはまずA1を聴いていただきたいと思います。
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